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「ハゲタカ」#6 ~そして、人の再生へ。
3月下旬の放送、丁度出産翌日(!)で病院で見た「ハゲタカ」最終回。
その後入院手術などバタバタが続いていましたが、ホンモノの案件である

祝!HOYA VS ペンタックス M&A攻防戦決着★

ということで、今更ではありますが感想記事を書きたいと思います。
おさむB型に撃たれた鷲津は病院に運ばれる。
一方、大空電機を最終的に手中に収めたのは、ホライズン米国本社。社長として乗り込んできた大賀(なんとSONYの故・大賀さんと同じ名前!)らは、芝野以外の役員を解任し、リストラに大ナタを振るう。
再生の最前線に立つ芝野は、現場と経営との板ばさみになり、売却対象となった端末事業部からは自殺者が出てしまう。
芝野はホライズンの真の目的は、大空電機のオリジン「レンズ事業部」を、米国の軍事企業に売却することにあることを知り、必死でリハビリに打ち込む鷲津に手を組むよう依頼する。鷲津は自らの投資ファンド「鷲津ファンド」を立ち上げ、大空電機の真の再生を目指す・・・

最終回はうまくまとめた感もあったんですが、私が注目したシーンは下記でした。
・2億の保釈金を払って自由の身を買った、おさむB型に対して
お父さんが集めようとした2億と、あなたが払った2億は違う
「(どう違うかは)自分で考えること」
と言い放つ。いいねえ。いいですねえ。成長しましたね由香ちゃん。

・鷲津ファンドを立ち上げるも、有力金融機関は見向きもしてくれないシーン。そうなんです、個人の力量でできることは限られている。
しかしそこで助け舟が。MGS銀行でしたたかに偉くなっている飯島さんです。中尾彬さんの怪演がピッタリ。

MGSからの出資も取り付け、あとはレンズ事業部のキーマン、加藤さんを巻き込むだけ。

・夜、高層ホテルのバーに加藤さんを呼び出し、EBOの構想を話す鷲津。そんな鷲津に、根っからの職人系技術屋である加藤さんが
「(カネなんて)ただの紙っ切れじゃないか」
と言う。モノづくりの現場に長年いる人の言葉、重いです。でも、鷲津も言う。
「その紙切れの為に死ぬ人もいる。ただの紙切れと言う事は、私にはできない」
「世の中の99.9%は金で決まる。けれど、残りの0.1%、こればかりはそうもいかない。私はこの仕事を通じて、逆にその事を学びました」
「加藤さんも大空電機全体から見れば、部品1個、0.1%です。だけど、その0.1%が時には全てを変える事が出来る
その言葉が加藤さんを動かし、加藤さんが職場の皆を動かす。

・おさむBと鷲津のシーン。鷲津がおさむに言う。
金持ちになれってことじゃない、きちんと事業をするって事だ
金儲けとビジネスは違う、ということですね。これも重い。大事なセリフ。手段を目的化するなということでもある。

ストーリーは技術流出を懸念する経済産業省の登場と、レンズ事業部従業員の「売却拒否署名」で、事業部がスピンオフしてできた新会社「あけぼの光学」の設立で大団円となるわけです。

で、全体を通した感想です。
ドラマとしては「クライマーズ・ハイ」には若干及ばないとは思うものの、かなり良く出来ていると思います。何度もリピートして見ました。
三島由香の使い方にやや疑問がありましたが、それをカバーして余りある迫力とよく練られた脚本、適切なキャスティングと青を多用した画作りで、リアリティが出ていたと思います。

ドラマが気に入ったので、原作を買って読んでみたんですけど・・・ハッキリ言って原作はダメでした(私には)。着眼点はいいんだけど構成がイマイチで読みにくかった。原作を読むと、ドラマがいかによく出来ているかを痛感します。

サブタイトルの「Road to rebirth」も、原作にはありません。このサブタイトルが企画意図そのものだと思います。
奇しくも大空電機の創業者・大木昇三郎の言葉

「企業は、人なり」

が柱。企業の再生とは、すなわち人の再生でもある、と。
鷲津君は銀行員時代に、辛い経験をして、それがベースになって資本の論理、合理性を追求していくわけですが、一方で経験を積んでいくうちにもうひとつの大事なことに気付き、結果として企業(というより、事業)の再生に蔭でサポートしていくんですね。
ラストで三島製作所の社長のお墓に手を合わせる鷲津が出てきて、全てがつながりました。ああー、これが言いたかったんだな、と。

ここ2年くらいで日本企業の積極的なM&Aが増えてきています。うまくいくもの、いかないもの、以前より「いかないもの」が増えているような気がします(HOYAペンタもその一例)。
1+1が3にも4にもなる話は、そうはうまく進まないもの。単に事業の収益性や技術力のみに着目していてはダメ、そこで働く人たちのモチベーションは何か。そこまで踏み込まなければ成功しないということなのでしょう。

私は前職が証券会社の法人部門、現在は仕事でメーカーを担当していることもあって、非常に興味深く見たドラマでした。
プロの目から見ても完成度の高い作品だったようで、ギャラクシー賞の優秀賞放送文化基金賞※・テレビドラマ部門で本賞受賞などいろいろなところで高い評価を受けています。
※ちなみに去年の本賞は「クライマーズハイ(前編)」

全話録画しましたが、DVDも買おうかな。
未見の方、今月再放送があります(BS-hi)んで是非見てみて下さい。オススメです!
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2007/06/08(Fri) | 大好き♪経済ドラマ・映画 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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