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昭和の「回天」。
昨日もいつもの通り、風林火山はオンタイム視聴できず。
丁度ベビーの寝かしつけ時間なんですよね・・・録画で見ます(未見)。
先週の感想も書いてないですね。録画見たんですが・・・スミマセン(汗)

昨日は夜9時から放送された映画「出口のない海」を見ました。
出口のない海
※以下、ネタバレ含みます
原作は横山秀夫作のこちら
出口のない海 (講談社文庫)

エビ様こと市川海老蔵が、かつて豪腕ピッチャーだった海軍志願士官・並木少尉を好演しています。

話は、太平洋戦争終盤に海軍に登場した有人魚雷「回天」乗組員を中心とするもの。
よくある特攻ものの中では、「回天」を取り上げた作品は少なく、その意味では見る価値があったと思います。

まず「回天」。
幕末で「回天」といえば、榎本艦隊を構成していた外輪船で、宮古湾海戦で甲鉄奪取作戦をただ一隻で敢行した船ですが、昭和の「回天」は、魚雷を有人で操作できるように改造した「特攻兵器」です。

私はいわゆる「人間魚雷」と言われた回天が、海軍の特攻兵器で1人乗りの魚雷だということは知っていましたが、その詳しい構造については全く知識がありませんでした。
映画の中でかなり詳しく説明されていて、なるほど!と思うこと多数。

当時、日本の魚雷の技術はかなり高く、酸素魚雷といって燃料に純酸素を使うことで航跡が残らず、よって敵艦に察知されにくいものを採用していたものの、主流が航空決戦に移ってしまい高性能とはいえ魚雷の使われる場面がかなり減少していたそうです。
それを有人操縦できるように改造したのが「回天」。靖国神社遊就館にレプリカが展示されています。

この操縦が相当難しい。映画の中でも、いろんなところにある弁やレバーなどを順番どおりに操作しなければ、発進準備すらできない。
さらに、あの閉塞感。MRIどころの閉塞感ではないと思います。実際、靖国の遊就館でレプリカを見ましたが、すごく狭い。直径1mくらいの中に入って、敵艦に向って爆弾ごと発進していくわけです。
航空特攻なら、どこかに不時着して助かるケースはあるかもしれない。引き返すこともあるかもしれない。
でも、魚雷は海中ですんで、一度母艦から発進したら助かる可能性はまずない。その違いは、大きいと思います。

海老蔵の「並木少尉」は、慣れない操作に苦戦しながらも何度か出撃命令を受け、発進準備をします。
しかし敵艦が少なかったり、エンジントラブルで発進できなかったりと、敵艦にむけての出撃はできずに終ります。
最後は、発進した回天が海底にぶつかり、そのまま敵艦に突入することなく並木少尉は静かにその生を終えます。

出撃命令が出ると、頭に鉢巻(実際には血書だったらしい)をして母艦の搭乗員に別れを告げ、回天に乗り込むんですが、いざ発進できないとなった時の焦りと、その悔しさが強く伝わってきました。ここまで来て生還してしまったことへの「恥」、さらには「恐怖」もあったと思う。次また確実にやってくる「その時」を迎えるのが怖かったのでは・・・

最後、並木少尉が敵艦に当たらず死んでしまう点については、何だか肩透かしを食らった感じでしたが、調べてみると実際のところは、回天が敵艦に見事命中した例は少なく、エンジントラブルなどは相当多かったらしいです。それからすると、さもありなん。という感じですね。

時節柄戦争もののドラマや映画が多いですが、全体的に淡々と描かれていて妙なウエット感がないだけ、いろんな方が見ても大きな違和感はないのかな。と思いました。

ご覧の方、いらっしゃいますか?
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2007/08/20(Mon) | その他演劇・映画・TV | トラックバック(0) | コメント(4) | page top↑
コメント
-- --

>高松飛鳥さん
コミックにもなっているんですね!メジャーな話なんですね。
私は昭和史に詳しくなく、特攻といえばやはり航空特攻のイメージが強かった(回天くらいは知ってましたが)ので、今回この映画を見て回天の何たるか、を知ったことは大きな収穫だったと思います。
映画ではラブストーリーも淡々とした描写でしたよね。。
それにしてもあの、黒い魚雷に1人乗って出撃していくのは本当に怖いですね。
by: ままこっち * 2007/08/21 22:25 * URL [ 編集] | page top↑
----

>歳希さん
回天が取り上げられるのは少ないですよね。航空特攻はよく見かけますが・・・
私も、回天の操縦(操舵?)があんなに複雑で難しいとは知りませんでした。と同時に何だかもったいないなあ、と・・・皆真剣に講義を聞いていましたが、そうやって育成しても結局死なせてしまうなんて。
特攻兵器は発案・導入当初は本当に止むを得ない判断で、「統帥の外道」と大変否定的だったのに、戦局が厳しくなってきたら「基本は特攻路線」で行くことになってしまった、その軍部トップの意識の変化が怖いです。
淡々とした作品だったことが、かえって考えさせられたような気がします。
by: ままこっち * 2007/08/21 22:22 * URL [ 編集] | page top↑
--NoTitle--

見たかったのに・・やってるの知らなかったです。

前にコミックで読んだので、内容は知っていたのですが。ただ、コミックはラブストーリの要素が多かったですが。あと、訓練中に亡くなってたり・・とか。
私は『回天』と言えば、人間魚雷を思い出してました。幕末に興味を持って、『あ、軍艦の名前、人間魚雷と一緒だ』って思ったほどですから。
物心つく頃に『回天』のレプリカを見て、意味も分からなかったのに、その怖さが頭に残りました。あの狭い中、閉じこめられた人間の戦い。まさに、『出口の無い海』ですね。

つたない言葉で伝わらないなぁ・・・・これじゃ。すみません。
by: 高松飛鳥・・・ * 2007/08/21 20:50 * URL [ 編集] | page top↑
--見ました!--

『出口のない海』見ました。
航空機による特攻の話は、良く映像化されて見ていたのですが、今回のようなに人間魚雷「回天」による特攻の話は中々見たことがありませんでした。
回天の操縦があれほど難しいもので、並木少尉の場合、敵艦に当らず、あの閉鎖的な場所で、自分の死と向かい合いながら亡くなっていく・・・とても辛く悲しく苦しい時間だったと思います。
私もラストまで淡々と見ていて、涙はありませんでした。

by: 歳希 * 2007/08/21 15:37 * URL [ 編集] | page top↑
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