スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--/--/--(--) | スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-) | page top↑
ようやく感想UP。「新選組の哲学」
えー本来ですとこの週末にUPを目標にしていた箱館レポ(折戸浜・史料追跡編)ですが、全然間に合いませんでした(平伏)。

代わりという訳ではありませんが、既に読了していたにも関わらず何度も読み返していた「新選組の哲学」、ようやく感想がまとまりましたのでUPします。

◆歳三濃度 :60% 歳さんのみならず「試衛館ズ」が総出演。
◆作品テイスト※1 :ややwet 淡々と進んでいるようで、実は・・・
◆歳キャラ :「司馬歳」ベース。「山本土方」テイストもあるような。
◆コストパフォーマンス※2 :★★★ 文庫で1429円+税はいかんせん高い!
◆お勧め度※2 :★★★★☆         
※1 dry-かなりdry-ややdry-中庸-ややwet-かなりwet-wet
※2 5点満点:★→1点、☆→0.5点

●ご注意●
以下、本の内容に関する多少のネタバレを含みます。
最初に断っておきますが、この作品は「フィクション」です。著者ご本人もあとがきでそうおっしゃっています。

最初は文庫だし(300ページ弱)、フィクションだしサラッと読めるだろう。と思っていました。確かに読むだけならサラッと終わるボリュームです。
しかし・・・甘かった。
この本が復刊熱望されていた理由は、読んでみて分かった気がします。

登場人物1人1人のキャラクターや個性が、司馬版・新選組&試衛館ズを非常によく表しているんです。言葉遣いもそうだし、読んでいて人物の立ち振る舞いや表情までもがクッキリとビジュアルで再現できそうな、そんな妙なリアリティがあると感じました。

仕立ては短編集なんですが、中でも私が何度も読み返してしまうのがこちら:
・おれには見えない
→近藤さん言うところの「人物」について疑問を呈する歳三。歳さんの考え方、ものの見方が何故かとてもリアル。

・土方歳三の癖
→試衛館時代からの秘密「歳さんの癖」に話題が集中していますが、実は読ませるのは終盤部分。斉藤が箱館に来る設定は「?」なものの、そこで繰り広げられる会話に(涙)上記「おれには見えない」に通じる歳さんらしさを感じる作品。

・山南と沖田の死にかた
→これを読んで、総司の死に際にますます彼の透明感と寂しさを感じてしまいました・・・

私は新選組隊士の中で最も好きなのが歳さんなので、自ずとこうなっちゃいますね~
上記には挙げませんでしたが、歳さんの好きな女性のタイプが「幾松とかお登勢さんみたいな、男勝りで気骨のある女」、というのがめちゃツボでした!(私もそう確信しているので・笑)

なんとなく感じているんですが、「京都新選組」を描かせると男性作家が、「箱館新選組」を描かせると女性作家が、健闘しているように思います※。その意味では、司馬路線をベースにしていることもあってか、この本は典型的「京都新選組」の日常を感じる良質なフィクションではないかと思います。
その意味で、改めて「京都新選組」と「流山、特に会津以降の新選組」は別物なのだ、と感じました。

※鳥羽伏見以降の新選組(というか歳三像)で、男性作家の作品で好きなのは「黒龍」くらいです、私の場合は・・・

getするには:Amazonでは既にスゴイ値段がついているようなので、お近くの書店注文、もしくは版元に問い合わせてみてはと思います。

読まれた皆さんのご感想はいかがでしたか?
スポンサーサイト
2006/12/18(Mon) | 新選組&幕末維新関連書籍 | トラックバック(0) | コメント(4) | page top↑
コメント
----

>小夜さん
うふふー!黒龍ファン、密かに多いですよねっ!あの「驚くほど女っ気のない」歳さんもいいなあ、と(笑)あ、そこがツボなのは私だけでしょうか。
「新選組の哲学」は、よく出来た作品だと思います。文庫に1500円出した甲斐がありました!!!
by: ままこっち * 2006/12/22 21:30 * URL [ 編集] | page top↑
----

お久しぶりでございますー。TBありがとうございます。
この本、登場人物達があまりに自分の想像の中の人物達とイメージがピッタリで、読んでて幸せでした。

>鳥羽伏見以降の新選組(というか歳三像)で、男性作家の作品で好きなのは「黒龍」くらい

私もですー!いささかカッコ良すぎる気もしますけど(笑)。
by: 小夜 * 2006/12/22 14:51 * URL [ 編集] | page top↑
----

>華乃子さん
ようやっと感想をまとめることができました~
読むほどに何ともいえない気持ちになったりして時間がかかっちゃいました。
男性作家は新選組に「滅びの美学」を求めている人が多い気がします。個人的に私は、歳さんは遅くとも会津を脱した時点において、自ら死地を求めていたとは思っていないので、どうも「滅びの美学」を礼賛する気にはあまりなれないんですね・・・
女性はそう思う人が多いということでしょうか。うーむ謎だ。
by: ままこっち * 2006/12/19 22:05 * URL [ 編集] | page top↑
--読みに来ました♪--

拙ブログへのお知らせありがとうございました。さっそく読みに参りました。

>改めて「京都新選組」と「流山、特に会津以降の新選組」は別物なのだ、と感じました。

確かにそうですね。特に小説においてはその差がでますよね。
女性作家が会津・函館の事書くのがうまいのは、やっぱ「近藤さん亡き後の土方さん」がメインになるからでしょうかね?良き上司が居て、上昇気流に乗ってた新選組はビジネスモデルとして男心をくすぐるのかしら?
(言いたい事、うまく書けないのですが、何となく。)

私は近藤さんと土方さんの間に友情が有って力合わせてるような設定が好きなので、この本も好みになりました☆
by: 華乃子 * 2006/12/18 17:38 * URL [ 編集] | page top↑
コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
→http://mamakocchi.blog22.fc2.com/tb.php/886-ad800b1e
前のページ ホームに戻る  次のページ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。